バイユーのタピスリー・・・その1
ちょっとマニアックな内容かもです。
長さが七十メートルもありながら、幅がなぜ五十センチしかなかったのかという大きさの問題ですが、これは、天井の低い北欧の室内生活では壁面と天井の境目から吹き込んでくる寒気を防ぐため、壁面の上部に細長いカーテンを張りめぐらしたことの名ごりだそうです。
それに、長い冬ごもりの退屈さをまぎらわすため、北の人々はそのカーテンに毛の色糸で物語を刺繍し、繰り返しそのストーリーを語っては楽しみの種にしました。
バイユーのタピスリーがリネン地に毛の色糸で刺したわけがこれで納得されると思います。
しかし、この作品に使用されているステッチがイスラム伝来のものであるとは十分に考えられます。